農子のブログ

Nature✕心の休み場がモットーです。新潟の自然を愛でて自然体で生きる道を探してます。

山間地の抱える問題?

住む場所を決める所からだと1ヶ月ほど。

新潟県東蒲原郡阿賀町に農業をしに行ってみた。

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結論から言うと、やっぱり不便かな。

暮らすのが大変な場所である。コンビニまで3㎞、スーパーまで10㎞ちょい。

1度終末に買い物に行ったが、帰りの車内で「何してんだろうな、自分」って。買い物行くだけで1日のエネルギー使ってしまう。。

 

緊急の場合に救急車を呼んでも、大雪の時とかは不安だ。

あとは、地形的な面。山ですぐそばを川が流れている。いつ土砂崩れが起きてもおかしくない。伊豆の土砂崩れのことがあったから、なおさら不安感は高まる。

 

朝ドラのおかえりモネにもあったが、そこで生まれ育った人たちには簡単に言えることではないが、命が脅かされる所に住むことが果たしてどうなのだろうか、って考えもよぎった。

異常気象がおこる昨今、もはや住めなくなっているような場所が日本各地にある気がする。九州とか西日本は特に大丈夫なのかと近年思う。

 

やっぱり住む環境ってこんなにも異なるんだなとつくづく思う。

「人」なんだろうな。ここでいう人は、量的なもの。

人口がいないところにはスーパーは作られない。店がない、不便だから外へ出る。

結果、店はますます作られない。負のスパイラルかな。


私は空き家を借りて2週間ほど住んだが、お湯が出なくてやはり長期間住むには無理だと思った。大家さんにお風呂は借りに行っていた。ライフラインは絶対大事。生活の質を守ることは自分の体調、ストレスにも関わる。毎日大家さんに借りに行くのもよくよく考えたらストレスになっていたと思う。ま、結局最後は大家さんがそのことが気にくわなかったらしく、後出しジャンケン的にグチグチ言われて、イヤな感じだった。

人間、気になったことはその場で言うことが誠実であると学んだ。だし、「前から思っていた」とかってダメな人間の言うことだと思った。小出しにしないと人間ストレスで潰れるから、自分にとっても良くない。

てこともあり、この状態では今後暮らし続けることは難しいし、何より盆休みが明けても私の心と体は阿賀へ行くパワーを失いかけていた。
ってことで、空き家を引き払って地元に帰ってきた。
おっと、グチったか、けどこれがリアル。

 

話を戻す。

店が近くになくてもかまわないっていう人には、住むことができる場所かもしれないが。
どうするんだろうか、、10年、20年後にはなくなっている集落が1つではないだろう。


日本全体で考えても、都市部への一極集中型はやってしまった感がある、持続可能っていう考え方がもっと早く生まれていたらなぁ。

終わったことだからどうしようもないが。
東京で作られているテレビ番組とかを見ていると、「何それ?こっちには縁もない話だわ」って思うこともある。


所変われば品変わる。時代の流行を追うのって古いんじゃ?個人的にはそう思う。